【靴修理】ハーフラバーのメリット・デメリットを解説いたします!当店での補修例あり

当店で多くご依頼いただくのが「ハーフラバー補修」です。

今回はハーフラバー補修のメリット・デメリットを簡単にご説明致します!

ハーフラバーとは?

ハーフラバーとは、革底の革靴の前半分に貼る、厚さ数mmのゴムです。メーカーによって多数のデザインや色が展開されており、強度も違ったりします。当店では主にビブラム社のラバーを使用しています。

ハーフラバーのメリット・デメリット

※私個人の考えになりますので、ご容赦ください。

ハーフラバーのメリット

  • レザーソールの減りを防止する。
  • レザーソールを長持ちさせる。
  • 多少の雨、雪でも履けるようになる。(滑り防止)

ハーフラバーのデメリット

  • 取付費用が必要。
  • 靴底の印象が変わる。
  • レザーソールよりも通気性が悪い

ラバーは革に比べて耐久性もあるので、アウトソールが減ってきて薄くなるのを防止する事もできます。

「アウトソールを長持ちさせる」

これがレザーソールにハーフラバーを貼る一番のメリットであると考えています。

メリットがある反面、デメリットもついて回ります。これはなにをするにしても仕方がないことになります。

ですが「何を目的とするか」でデメリットは変わってきます。

ハーフラバーを貼る目的は何か?

まず初めに、ソールに通気性を求めるのであればハーフソールではなく、オールソール交換にすべきです。

ハーフラバーはソールにゴムを接着剤で貼り付けるので当然通気性はレザーよりも損なわれます。

ハーフラバーではなくハーフレザーなら通気性を損なわずに取り付けが出来るか聞かれることが多いのですが、ハーフレザーの場合も接着剤を使用する為、通気性は悪くなります。

固まった接着剤には通気性がありません。

なので、革だろうがゴムだろうが関係なく接着面の部分で通気性は期待できないのです。

ソールを長持ちさせることが目的であるならば、ハーフラバーは優秀な修理です。

先ほどお伝えした「アウトソールを長持ちさせる」事を目的にハーフラバーを貼られることをおすすめします。

レザーソールは滑るので、滑り防止でハーフラバーをしたいというご相談も多く頂きます。

もちろん、レザーソールよりも格段滑りづらくはなるのですが、単純に滑るのが嫌だという場合にはトップリフト(かかと)がラバーかどうかも重要になってきます。

前側だけラバーを貼っていてもかかとがレザーのままだと着地した時点で滑る可能性があります。

滑り防止を一番の目的と考えている場合は、ハーフラバーだけでなくトップリフトもラバーを取り付けることが必要になります。

ハーフラバー補修例

Before
After

これはフラットなソールにラバーを貼らせていただいた事例です。ブランドロゴが消えないようにラバーを貼らせていただいています。

通常当店では、特にご指定がなければオリジナルの雰囲気をなるべく壊さないように貼らせていただいております。

お客様のご希望があればソール全体に貼ることも可能です。

他社で貼ったハーフラバーの仕上がりに満足できず当店にお持ちいただくケースが増えています。

※画像は他社で補修したハーフラバーです。

これでは厚みが残ったままであったり、ソールからラバーがはみ出ていたり仕上がりが美しいとは言えません。。

実際に当店でハーフラバーを貼らせていただいたシューズのご紹介です。

正面、サイドから見ても靴の印象が変わらないよう厚みを調整し、境目が目立たないように仕上げました。

当店ではどの角度から見ても美しくなるように加工させていただいております。

靴そのものが持つ美しさを損ねないようにバランスを決め、範囲、厚み、色などを決定します。

新品時に貼ったほうがいいのか?

新品時に貼るかある程度履いてから貼るかで悩まれる方も多いと思います。

これは正直、「お好みで」としか言いようがありません。。

レザーソールの履き心地を楽しんでからラバーを貼っても良いですし、新品のうちから貼っておくことでつま先の削れなんかも予防できます。

どちらを選択しても、デメリットで挙げた通り靴底の印象が変わります。

すでに完成されたデザインに後から付け加えるので印象が変わるのは避けられません。

印象が変わる事は避けられませんが、美しく仕上げることは出来ます。

他店の仕上がりに不満を感じている方や美しく仕上げたいとお考えの方はぜひ当店までご相談ください。

ハーフラバー ¥5,000~